高血圧とは?
血液は心臓から動脈を通して全身に送られます
しかし、動脈硬化などにより抵抗が増えると圧力(血圧)を上昇させないと充分に循環できなくなります
血圧の上昇は生体を保護するための防御反応とも考えられますが、過度な血圧は全身臓器に障害を来します
収縮期圧140mmHg以上、拡張期圧90mmHg以上で治療介入が必要となります。
Silent Killer(静かなる殺し屋)
生活習慣病全般に言えることですが、多くの場合自覚症状が乏しいことが特徴です
自覚症状がないまま全身臓器障害が進行し、ある時突然、重大な合併症(心筋梗塞、脳卒中、大動脈解離など)を引き起こします
いずれも、後遺症が残る疾患であり、多くの場合その後の生活に制限が加わることとなります
高血圧治療
合併症を予防するためにも降圧治療が必要となります
生活習慣の改善とともに、降圧薬による積極的な介入が重要となります
治療目標は、収縮期圧130mmHg未満、拡張期圧80mmHg未満となります
早期に治療介入することにより使用する降圧薬を最小限にすることができ、また高脂血症、糖尿病等を合併する場合は並行して行くことが肝要です
心臓精査
高血圧や心雑音、不整脈では思わぬ重病が隠れている場合があります
そのような方には心臓精査をお勧めします
院長は毎週木曜日午後に、信州上田医療センターで心臓血管外科外来を担当しております
同院で心臓精査の上、必要があれば専門医での精査・治療をコーディネート致します